さよならを

2004年3月20日
 さよならを

 言う勇気、言えない臆病さ

 言えない勇気、言う臆病さ

 後からはなんとだって言えるもので

 さよならを言うたびに

 勇気か臆病なのかを考える

 僕はもっと側に居たかったのか?

 僕はもう耐えられないほど辛かったのか?

 僕は居たかったけど他にも行きたい場所あったからなのか?

 何かを得るためにはどうしても何かにさよならを告げなきゃいけないときもあって

 手にしたものと手から離れたものの狭間に人は揺れ動く

 <間違いじゃない>とも<間違いだよ>と言ってくれる人なんて居りゃしない

 だから己に問い続ける

 いつまでも

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