冷たい風

2003年10月17日
 俺は笑い続けよう。

 俺がココに居なくても、貴方は笑うのだから。

 俺がココに居なくても、貴方は泣くのだから。

 ココに居る必要性がないのなら場を笑わせるだけでいい。

 本当に欲しいものを押し黙っていつまでも道化のように居ればいい。

 本当に欲しいものはもう遠く。

 其れを偽善というのならおれは偽善者を名乗ろう。

 其れを卑怯というなら俺は卑怯者を名乗ろう。

 そして貴方の幸せを祈りつづけよう。

 そしてたまには耐えられなくなる。

 目の前に俺の居ない幸せ。

 人間だから。

 そう想いつつ、冷たい風を浴びて、自虐的に笑って見せては、明日に繋ぐ糧として。

 眠ることで忘れる日々。

 うれしいことも、かなしいことも。

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