2003年1月21日
 <貴方のため>そんな言葉の裏にはいつも自分の心が纏わりつく。どんなに突き放そうとしても結局は自分の為にしかいえない言葉。いや、それは僕の中だけかな?でも、離しきれない、心。話しきれない心。純粋じゃない事を純粋と見たい己。中には心。だから、自己中。

 景色が流れていくのはほんとは流れているのが僕だと気づかせるため。綺麗なままに景色は流れていき、僕の目から消える。少し目を背ければ空も形を変えている。

 答えを焦らないつもりでも、限られた時に減っていく時の中で僕は何が出来るのだろうと思い知らされ、目を背ける事しか出来なくなる。

 自分に対して言う事はすべて言い訳にしかならないと知りながらそれでもそれすら道理としようとする己を呪う。この中では正しいのが自分だと。いや、正しくないから正しいとしようと。

 見ようによっては全てが悲しく見える。偶然の出来事も必然と見なしてしまうほどの愚かさ。そして、それを認め切らない愚かさ。全ては愚かなこと。

 言ってしまえば其れだけの事、だけど其れだけの事に惑わされる。

 強さとは、何?嘗て己望みつつも絶対の持てぬものをそう呼んでいた。今は何?そんな特別なものじゃないさ。やろうと思えば空だって飛べる。と思うときもあれば、無力さに只願う事しか出来ないと思う時もある。

 そして、この身が人であることを、己である事を呪うんだ。そんな夜4時。

 

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