2003年1月12日
 人とはなす時は、一つだけを想う。向けられているものが悪意かどうか。それだけを。

 言葉って難しくて、想いを乗せても簡単に相手には伝わらなくて、問い返さなければ本心なんて分からない事ばかり。

 だから、向けられてるものが悪意じゃなければ僕は笑える。笑えるんだよ。

 でも、裏を返せば僕の言葉は如何とられるのだろう?言葉は想いを乗せても僕から離れ、相手の中で相手のものとなり生き続ける。

 だから、いつも想うんだよ。貴方にとって僕の発する言葉は道に落ちてる石みたいなものと。気にも留めずに歩いてね、って。

 僕の言葉は僕と貴方を繋ぐために発してるのではない。だって、僕は情けない人だから。自分のためにしか生きれない愚かな人だから。肩を並べる事資格なんてないんだよ。

 きっと、僕なんかより貴方には心の支えがあるのだろうから、僕はいつだって傷つけられる存在で良い。ただの八つ当たりの存在で良い。これでも少しでも、と、想ってるから。願う事の実践だと想うから。


 だから、だから、言葉よ。僕から離れてくれ。そして、いつまでも生き続けてくれ。力の無い僕に代わって。居る意味のない僕に変わって。

 輝きを失わないで、大切な人の足元を照らし続けてくれ。

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