2002年12月24日
 人は望むものを得られるとは限らない。そう、本当はいらないんだ。感情を隠す幕なんて。

 心を好きになればなるほどに、ばれないように振舞える己だった。過去の自分。今より穢れきっていた自分。その時の心が残ったまま。今に続く。過去から届く今。要るものも要らないものも全て。

 そして、あらゆる感情が流された時、本当に求めていたものも流されてしまった。いや、流すことが出来るようになってしまった。そして、偽りと感じる事すら出来るようになってしまったんだ。

 元は形のない感情。偽りと思い込む事だって、揺るぎ無いものと思い込む事だって出来る。別れのない出会いだと、揺るぎ無く思うことすら出来る。これは本物。

 でも、でも、本物だと言い切れるけど鑑定の仕方が出来なくなってしまったよ。一人が長すぎてさ。

 受け入れられるにしても、受け入るにしても、僕は一人ではもう生きられなくなるんだろう。受け入られるならそれでもいい。でも、受け入られなければもう、生きていけないだろう。それほどのもの。

 だから、確かめる事はできない。でも、ただの臆病者の言い訳。

 だから、いつも唱え続けるんだ。
 <あの優しさは、みんなもの。>
 <あの声が、誰かのための声。>
 <僕は要らない、いや、必要とされないはず。>
 <ただの、僕の妄想なんだ。>

 。。。。。。。。。ってね。

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