2002年12月15日
 寂しさ。孤独。悲しみ。もどかしさ。人が嫌う感情。人が紛らわそうとする感情。

 紛らわそうとするから、すぐ逃れようとするから、きっといけないんだね。僕らは何も知らない子どもだから。

 例えば、子どもが服に零したシミを擦ってしまうように。それしか、シミを消すすべを知らないから。でも、シミは消えずに広がってくだけ。こすればこするほどに広がってくだけ。もう、最期は泣いてしまうんだ。

 ただ、泣くしか出来なくなるんだ。

 嫌うのではなく、紛らわらそうとするのではなく受け入れるのはどうだろう?抱きしめるのそうだろう?

 きっと、寂しさも、孤独も、悲しみも、もどかしさも、寂しいんだ。孤独で寂しいんだ。悲しくてもどかしんだ。だから、離そうとすると、意識してほしくて、抱きしめてほしくて、もっと、自分を現そうとするんだね。

 だから、抱きしめようよ。
 一人にしないと。

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