2002年12月6日
 君は聴いてくる。僕の傷に。僕は聴きたい。君に。
 <覚悟は持ってるの?>

 嘘です。そんなこと思ってません。僕の価値なんて道端のゴミより価値が無いんですよ。何故かって?道端にゴミが落ちてれば人はそれをゴミと認識するではないですか。僕が道端に立っていても誰も認識することなく通り過ぎるからですよ。

 ちょっと、無理があるような無いような理屈。でも、そう。自分で自分の価値が見えないのに自分から人に頼る事はもっと価値を失うことになるのです。僕にとって。頼られるのは良いんでしょうかな?

 と、言うわけで、逆から言えば僕も認識することは少ないんですよ。ほんとに。きっと、認識しない人はすぐ忘れてしまう。でも、認識したら、ゴミ以下なりに貴方を想います。でも、ゴミ以下ですから。貴方の邪魔にならないように、貴方の目に入らないように、そっと。

 そして、ゴミ以下な僕はゴミ以下なりにしっかり考えているんです。ゴミだって好きでゴミになったわけじゃない。ゴミだって、要る人が要るかもしれない。価値なんてそれぞれ。だから、生きている。その姿でも在るべき場所を探して。ただ、世間一般から見てのお話。そして、僕の僕だけの普通のお話。

 そして、全部嘘と言えば消えてしまうお話。

 

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