2002年11月28日
 ここにあるようでないもの。何度となく感じては消え失せるもの。物事は有限であると知りながら人は永遠を求める。そう、何かに縛られたように。

 死ぬ運命を想えども生まれた運命は想わない。始まりがある時点で永遠は訪れない。そう、知っていたはず。悲しみも、喜びも、嬉しさも、悲しみも。

 なら、想う。人の命は短きもの。どこまで耐えられれば永遠になれるのだろう?永久に響く歌声だって、実は永久のようで永久でない。何かに縛られた永遠だと、想う。

 生まれた時点で死に縛られ、死ぬことに縛られる時点で生を忘れる。人の世は長くても100年で散逝くもの。そう、僕にとっては。

 <永遠なんていらない。せめて、100年持てばいい。>

 。。。。そう、想う。

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